とほうもない道

私の行く先にはなにがある

雲の流れいくほうへ思いを馳せる

風だけが先の世界の匂いをいまいるここへ知らせる

蟻の歩み、鯨の一掻き

私の歩幅は何を測るためにあるのだろうか

歩みの中、親しい者との別れ

どうしてそうなったのか、なにがそうさせたのか

細かなことが問題だから、引き返すことはできないが

語りあうことはできるだろうか

夜空の星に夢をみる

無限の光が、自由な想像を守る

心象の光の中に、一点、緑の光

あれは私の光だと感じてみる

この上ない自由がそこにある

まぶたをとじるのが恐ろしい夜がある

まるで、まぶたの裏に恐怖が住んでいるように思える

閉じると、恐怖は私の目に忍び込み、頭の中を飛び回る

そんなとき私は、宝箱を開き、私宛の手紙を開く

力強い言葉、私はそれを目に住まわせる。

すると、恐怖は私に忍び込むことができなくなる。

鳥の唄がきこえ、私は目覚める

許すこと

なぜ人を許さないといけない。

貴方は誰から、私の心に触れる権利を買った。

そんな権利、私は誰にも売ったことはない。

私はまだ許さない。

どうして心の広さを求めるの。

私に心の広さを求めたときの貴方の口元に、いやらしさをみつけた。

貴方は自分に都合のいい人間を増やしたいだけ。

誰にも心に触れる権利を売ったことはない。

何時間説得しても変わらない私の心を非難する貴方。

「これだけ時間を削って話しているのに変わらないなんて、強情だ」なんて言葉。吐き

気がする。

いつ私が「変わりたい」なんて貴方に言ったのだろう。

貴方がみているのは私の幻想。それは私じゃない。

貴方は大声で私の名前を呼んではいるけど、名前が一文字違うことに気づいてない。私

のことを一番考えてるって言ってくれるけど、名前を覚えてない貴方の姿をみて、私は

さらに深く傷つく。

許すつもりはない。

一生忘れない。

それでもいいのなら、一緒にいましょう。

すばらしい人間になりたいなんて言ったことはない。

わすれ去るもの

風は流れている。風が落ち葉をさらっていく。

夏出会った木々の記憶は、鮮明さを失った。

風は全てを平等に失わせる。

 

あのときの過ちを忘れることができない。

私は過ちに杭をうってしまっている。

過ちは風にたなびき、音をたて、その場から消えたいと叫んでる。

杭をはずすことはできる。

でも、行動に移すことが呪いのようにできない。

 

いつか突風が起きて、杭に打たれた過ちがちぎれ、空に消え去るのを待ってる。

私自身では、過ちを解き放つことはできない。

自然がそれをしてくれれば、私は救われる。

とめるものを失った杭くらいなら、いつか私にもはずせる。

さまよう心

世界は自由の名を使い、俺たちを縛る。

俺たちは、自由だと勘違いしてる。

名前だけ与えられ、本当はそこには何もないってこと気づいてる。

年上の男たちは、まだ年をきざみたくなくて、俺たちの世代をうろついて金と力にもの

をいわせ、俺たちの遊びをうばっていく。

好きにすればいいと権利を与えてくれてるが、選べるものは一つしかない。それを選ば

なければ死んでしまう。それが自由だっていえるのか。

人を信じるのはやめよう。愛する人が逃げられる秘密基地を作るんだ。

俺たちの命は短い。

その事実を知りたくなくて、朝まで欲望に身を任せ、心をすり減らしていく。

この人の多い世界じゃ星空すらみえない。

照らすのは俺たちを監視する明かり。

おいしいものを食べる。それだけが世界への反抗。

不安におびえながら助けを求める。

そんな眼じゃ、本当に必要な人をみつけだせない。

いくら夢に逃げても現実はいつか夢においついて、眠れぬ日々がくるだろう。

生きるために偏見を手に入れてきた。

けれど、その偏見も体に合わなくなってきた。

昔救われた考えを、恐怖と共に捨て去るときが来たのかもしれない。

わからないことだらけ

 

愛の偉大さを知ったとき

身をかがめて道ばたの草に触れたくなった。

他人事のように思えていた世界が自分に関わりのあることだと思えるようになった。

 

肌はやわらかさだけじゃなくて、痛みも知らせるようになったけど、

その痛みがあれば、本当に愛したいものを愛せる。

 

感じることをやめた世界で、自分を探し出すことなんてできやしない。

たしかに世界は苦さばかり教えるけれど、それが世界の味だと思えば、楽しみ方を考え

ることもしてみる気になれる。

苦みだって世界を構成する一部分。そうなると自分にだって苦みの一つくらいあること

に気づいた

 

ずっと呼びかけている声がある。

でも、先生の声のように聞こえないときがある。

それはよっぽど意味のない言葉か、

もしくはまだ理解できない世界の言葉か。

世界は理解できるようにできてはいないらしい。

 

目で聞こえるときもある。

耳で見えるときもある。