2018-12-16から1日間の記事一覧

春の唄

あの雲の隙間から出る光の中は、 きっと天使の歌声が響いている。 寒さは通りすぎていった。 黄色い花が、地上を明るくしている。 虫たちが体を揺り動かし、 土がぬくもりを持ちはじめた。

とほうもない道

私の行く先にはなにがある 雲の流れいくほうへ思いを馳せる 風だけが先の世界の匂いをいまいるここへ知らせる 蟻の歩み、鯨の一掻き 私の歩幅は何を測るためにあるのだろうか 歩みの中、親しい者との別れ どうしてそうなったのか、なにがそうさせたのか 細か…

許すこと

なぜ人を許さないといけない。 貴方は誰から、私の心に触れる権利を買った。 そんな権利、私は誰にも売ったことはない。 私はまだ許さない。 どうして心の広さを求めるの。 私に心の広さを求めたときの貴方の口元に、いやらしさをみつけた。 貴方は自分に都…

わすれ去るもの

風は流れている。風が落ち葉をさらっていく。 夏出会った木々の記憶は、鮮明さを失った。 風は全てを平等に失わせる。 あのときの過ちを忘れることができない。 私は過ちに杭をうってしまっている。 過ちは風にたなびき、音をたて、その場から消えたいと叫ん…