足跡

きみの足跡が愛おしい まっすぐ向いた足跡や、後ろを向いた足跡 その軌跡は、きみの生き方と形 目の前にいるきみの足の下には、今を刻む足跡がある そう思うと、そのまだ見ぬ足跡が愛おしい その足跡は、わたしといたときの足跡になる これから進む道に足跡…

これからのこと

競争社会に打ちのめされて、逃げる場所を考えた。 この国を離れて、資本主義を離れて、キューバでも行こうと想像する。 でも、とりあえず今日のところは愛する人の胸で眠ろう。 つらいことがあって、それが解消されるよりも前に次々ふりかかると、 私を助け…

へっていく道

壊すのは好きじゃない 皆の思いを大事にしていたら、自分の居場所が無くなった 皆、自分の場所を確保するのに忙しくて 人のことなどかまってられない 現実を知らない私は、訪れる未来を予期できない 未来への選択肢が少なくなっていく 誰も私のことをみても…

シュガー

君の為の言葉をおもいついて、大事にとっておいたら 口をひらけなくなった 今にも、とっておきの言葉が飛び出しそうだ 君に食べてほしいと買っておいたお菓子のように、とっておくのは大変だ 君の喜ぶ姿みたさに、お菓子を眺める日々 はやく会いたい はやく…

春の唄

あの雲の隙間から出る光の中は、 きっと天使の歌声が響いている。 寒さは通りすぎていった。 黄色い花が、地上を明るくしている。 虫たちが体を揺り動かし、 土がぬくもりを持ちはじめた。

わすれ去るもの

風は流れている。風が落ち葉をさらっていく。 夏出会った木々の記憶は、鮮明さを失った。 風は全てを平等に失わせる。 あのときの過ちを忘れることができない。 私は過ちに杭をうってしまっている。 過ちは風にたなびき、音をたて、その場から消えたいと叫ん…

許すこと

なぜ人を許さないといけない。 貴方は誰から、私の心に触れる権利を買った。 そんな権利、私は誰にも売ったことはない。 私はまだ許さない。 どうして心の広さを求めるの。 私に心の広さを求めたときの貴方の口元に、いやらしさをみつけた。 貴方は自分に都…

とほうもない道

私の行く先にはなにがある 雲の流れいくほうへ思いを馳せる 風だけが先の世界の匂いをいまいるここへ知らせる 蟻の歩み、鯨の一掻き 私の歩幅は何を測るためにあるのだろうか 歩みの中、親しい者との別れ どうしてそうなったのか、なにがそうさせたのか 細か…

さまよう心

世界は自由の名を使い、俺たちを縛る。 俺たちは、自由だと勘違いしてる。 名前だけ与えられ、本当はそこには何もないってこと気づいてる。 年上の男たちは、まだ年をきざみたくなくて、俺たちの世代をうろついて金と力にもの をいわせ、俺たちの遊びをうば…

わからないことだらけ

愛の偉大さを知ったとき 身をかがめて道ばたの草に触れたくなった。 他人事のように思えていた世界が自分に関わりのあることだと思えるようになった。 肌はやわらかさだけじゃなくて、痛みも知らせるようになったけど、 その痛みがあれば、本当に愛したいも…

おおきなものがうごいている。

信号待ちの時間 自転車を片足で支えて、空行く雲を眺めた。 目を凝らしてみると、雲がゆっくり動いている。 周りをみても誰も空を眺めていない。 あんなに大きなものが、小さくではあるけど動いているのに誰も彼もいつものように暮らしてる。 ビルがゆっくり…

雫と光

朝から止まない小雨 この街の中心にあるビル群も雨の雫を身にまとい、無機質な存在も自然にあてられ生命を宿す。 灰色の空、濡れたビル群、歩く人々のカラフルな傘や衣装も雨の世界に包まれ発色が抑えられる。 朝、昼、いつまでこの灰色の世界は続くのだろう…

嘘と輪郭

口に出してはいけないと、秘密の過去がある。 その過去は、今の私の世界に存在しないことになっている。 私にあんな過去は無かったことにするため行動してきた。 あの過去は誰にも知られてはいけない。 でも、それが私を形作った。 その過去は私の輪郭。私を…

ダブルスタンダードと私

自分の抱える問題が抱えきれないほど大きくなってきた 宇宙のことを考えるよう アマゾン何億杯分の雨が降り続ける星があるらしい ダイヤモンドでできた星があるらしい 太陽系はたった一つの銀河で、銀河はたくさんある 宇宙は大きい 宇宙からみたら、私がど…

ロケットの煙とうごきをとめたものたち

空が動きをとめた。 海が動きをとめた。 大地が動きをとめた。 この星には、空と海と大地の権利をもつ1割にも満たないものたちがいた。 彼らはすべてが許されていた。 太陽ですら、彼らのものとされていた。 彼らはこれらを自由に使い捨てた。 そして、空が…

なつかしさとせつなさ

命を終える。 それはすべてが変化するとき。 いつもの日常が消え去るとき。 それがいつか私にも来ることだって知った時、 おそろしくておそろしくて、心にこびりついて離れなくなった。 どんなことをしてもそれは視界の中に入ってきて、 いつかこの世界は消…

ひげと大人

ひげを生やしてみた 大人にみられたかった 子供っぽいってのが悩み だから、大人にみられれば皆が大人として扱ってくれて 難しい政治の問題とか考えるようになると思った けっこうひげが伸びた 10歳は大人になった あっと驚いた 今まで着てた服が全然似合…

子供と種

タンポポが無数の子供たちを風に乗せた 根を張ることのできない場所で旅を終えたものもいる ゆりかごのような大地にたどり着いたものもいる 様々な種があり、根付くものはわずか 根付いても、次が続くとはかぎらない 朝が来て、また同じ毎日 やることは一つ…

青春時代と一つの質問

ねぇ、夢ってある? 目の前の友達に聞いてみた 夢を持ってるのか気になった 素晴らしい夢をもってたら、嫉妬とか劣等感抱きそうで聞けなかった質問 答えは、なかった しどろもどろになって、答えはない 少し安心した でも、また不安になったよ もしかしてそ…

青と文明

青さを通り越した青 目を閉じ、まぶたの裏をスクリーンにすれば、その青を想像することができる 言葉の青で感じる青とは違う 想像の青、動きのある青 言葉が想像をおいかけるように作られる 言葉は先を走ることはない 私は文明を盲信しない 文明はやっかいご…

詩と人間

詩が心から溢れ出す。 私は鳥になった。 下等な動物たちになった。 足が立つように、 心が詩を産み出している。 足には最初、立つ理由があった。 でもいつしかそれがあたりまえになって、理由が消えた。 心もいつしかそれがあたりまえになって、理由が消えた…

涙と味と透明度

心臓をわしずかみにされたような感覚で、涙がわきでる。 どうして泣いてるのかわからない。 心がいっぱいになってなにがなんだかわからないから吐き出してる感じさ。 涙の理由を知りたいなら、涙の雫をひとつずつ調べればわかるかもしれない。 きっとぜんぶ…

幻想と私

幻想は力だ。私はそれに頼る ああ、なんて弱い生き物なんだろう そんなウソの力に頼らなければ生きていけないなんて 皆が自分を求めているという幻想を抱けば、恥部さえみせてみようという気になる。 Aはこういう人だから、こういう風に接して、 Bはこうい…

いつか会いましょうスクランブル交差点で

聞こえますか、私の手の届かない場所にいる人達や私がまだ発見していない人たち わたしは貴方の努力を知っています 何度、人にバカをみれば自分の性格が治るのだろうと悩んでいるでしょう しかも、同じ人に対して何度もバカをみている 優しいのです。心から…

老人と若者

いつか過去が素晴らしいと思える日がくる 皮膚に刃突き立てて、自分の体から血が噴き出して 生きていることを確認したくなるほど空虚を感じていても 光が現れれば、すべては変わる 空虚たちが、名もなき過去たちが、 光に照らされ、影を産み出し、存在となる…

「生きているか」

感じたことがある こうしたいという感覚 それがなによりも正しい 何十年と歳月が過ぎ、いくつもの道をみた だが、あの時に感じた正しさを求めて今も生きている 苦手なことは苦手なままで 心地よいことは心地よいままだ これから自分がどうなるかをあの時の自…

電波と波と問いかけと子供と安心

「電波」 ネットにあげた記事は、検索から消されても、 消えることなく電波になって、宇宙を漂うらしい。 私の作った愛すべき作品たちは良し悪しにかかわらず、消えない。 誰の手によっても、触れられる。宇宙のかなたにいる友人でも。 私も宇宙のかなたにい…

雲と火と海と記憶

「雲」 漠然とした、もやもやのようなものが、常に近くにいる。 それが視界を遮る。 未知と名付けることにする。 これは一生付きまとう、秘密を持つ雲。 宝が隠れているのか、ナイフが隠れているのか、分からない。 「火」 一瞬で燃え尽きる火ほど、私の網膜…

睡眠と私

私をこんなにも飽きさせないものがあるだろうか何千回と繰り返してきたこのなにも考えないという単純行為だが、私はまだその虜である。なぜなのだろう?それは純粋な欲望があるからにちがいない。これを解明することが出来れば、我々はなにか偉大な発明をし…

選択と私

選択とは、素晴らしい選択をするには、イメージしなければならない。部屋のカーテンを決めるときに、部屋をイメージせずにただ漠然と「カーテンがほしい」とカーテンを選ぶものはいないだろう。そのように選んだカーテン、部屋の統一性はひどい。わざと統一…