高校生、どうしてそんなに泣く

高校生、どこからそんなに涙があふれてくる

みたらいつも泣いている

感情の爆発、そのあとには何もなく、すっきりとした感動

雲ひとつない、真っ青な空

そんな顔

どうしてあんな顔ができるのだろうか

どうして俺はもうあんな顔ができないのだろうか

 

もしかしたら、まだ彼らは若いから

人生は一本の道だと思っているのかもしれない

全身全霊をその一本の道に注いできた

それが終わるとき、彼らは泣くんだ

彼らにとってそれは一つの命の終わり

確かにそれなら、泣けるだろう

彼らは一つの命を生きたんだ

 

どうしてあんな清々しい空みたいな顔できないのかがわかった

あんなに全身全霊を、一時の行動に注がない

一つ一つに人生の終わりを感じてたら、動けなくなる

倒れてしまって、どうしようもなくなる

だから、あんな顔ができないんだ

でも、倒れることなんて恐ろしくてできない

 

それとも、俺が泣けないのは

まだ終わりじゃないって思えてるからかもしれない

人生は一本のまっすぐな道じゃない

行き詰ったってまた新しい道を作ろう

道は何本あったっていい

それを知ってるから、まだ泣くには早いってわかってるのか

新しい道を作る力がないときには、泣くこともある

そんなとき、誰かが現れて

「こっちの道歩いてみる?」って言われて

誰かの作った道を歩かせてもらって、心の底から救われた気持ちになる

 

 おわり