アポートシス

私の細胞たちは、生きるのをやめようとしている
私は、自己否定をすぐにする人間だ
自分のどこが悪いのかをすぐにみつけだし、
それを直そうとする

細胞たちはもう変えることのできないところまできた
幾たびの罵声により、細胞膜は薄く細り、もう罵声を望まない
それでも、私は罵声を唱えるのだ
「私はなんて駄目な人間なんだ」

鳥肌がたち、寒気がする
風呂に入れる気がしない
服を脱いだ瞬間の、寒さに私は耐えられる気がしない
それほど、弱っている

生き物は、いらない細胞をみずから殺す機能をもつ
アポートシスという機能だそうだ

まさに今の私はそれで、
存在自体を殺そうとしているのだ

吐き気にさいなまれる

ああ、私は望まれぬ細胞なのだ