絵のうまさは手放す

 

良い絵が描けるようになりたいとは今でも思ってる

でも、今と昔だと、そのためにやってることが大分違う

昔はがむしゃらに、知識を蓄えるように目の前の様々なものを描いた

そのおかげでうまくなった

知識は増えて、人間の骨格とか、動物の骨格とか

建築物の骨格なんてのも意識して、絵を描けるようになった

今のやりかたは、あの頃からするとだいぶ違う

描かないことで絵をうまくしようとしてる

絵を描かないと、どんどん腕が動かなくなっていくんだ

すらすら手が動かないんだ

でも、一度絵がうまかった時期があるから、絵への苦手意識はないんだ

だから、手が動かなくても楽しい

手が動かないから、気持ちのいい線を描けなくなった

でも、気持ちのいい線って、自分が気持ちいいだけでちゃんと対象物を捉えられなくなってしまう。

だから、今はいいんだ

絵は、子供みたいな絵だけど

気持ちいいだけじゃなくて、描きたい対象物を表現できる線を探せるようになった

だから、絵が下手になっても不安じゃない

 

これは、武術をやっていた人が

若い頃は筋力をあげることだけを目的としてたけど、

それだけでは強くなれないから

筋力を手放して、気を手に入れる感じに近いかも

 

そういう時期になってきたのかもしれない

とにかく、絵がうまくなることへの脅迫観念がないから楽しいよ