ティッシュとサブキャラクター

ティッシュ

街中でティッシュをもらえるのが嬉しいことがある

認められた気分になる

道を歩いているときは孤独で、街並みを見渡すときも

私はこの世界になじんでいないのだろうと感じることがある

ティッシュをもらえると、私はこの世界の一部なのだと感じる

世界にいる、どこにでもいる人間の一人になったような気持ち

いいことに感じるときもあるし

そうでもないときもある

自分を特別だと思いたいときもある

おばけとか、モンスターとか、そういうものでもいいと思うのだ

特別ならばなんでもいい。そう思うときもある

 

 「サブキャラクター」

私は、サブキャラクターを愛する子供だった

それは、サブキャラクターが日の当たらない場所にいて、自分と似ていると思い、その価値を見出すことが、私自身の価値を見出すことにつながるように感じられたから。

そして、また別の面で、私はメインキャラクターを好きだと言って、手にとってはいけない存在だとも思っていた。メインキャラクターを好きだと言えるのは、人と仲良くなることが得意な、人気者だけに与えられた特権のように思えたのだ。

子供の私は世界が小さいから、そのこだわりはとても大事なもののように感じていた。そのこだわりを守らねば、生命の危機を感じるほどに。