フランケンシュタインと青年

いたいけなフランケンシュタインが石を投げられている

この村の法律に、フランケンシュタインの文字はない

あきらかな暴力、俺に飛ばしたのなら裁判にかけられる

でも、この村の法律にフランケンシュタインの文字はない

彼は人間じゃない

彼には心がないらしい、あのいたいけなまなざしは科学者の作ったもの

心がはりさける、彼が俺の心に入り込もうとしてくる

彼には心がない、それでどうやって心に入ってくるんだろう

法律に書いてないからってなんでもしていいのかい

石を投げられ、雨をしのぐ場所もない

法律にフランケンシュタインの文字を書こう

気づかれずに書こう

気づかないはずだ。やつらは、法律の中身なんてみていやしない

どうやって苛立ちを法律に照らし合わせて発散させられるかしか考えてない

忍び込むんだ。村長の家へ

村長の文字をまねる

絵は得意なほう

いたいけなフランケンシュタインをたすける

一度も話したことのない彼の存在を証明する