わからないことだらけ

 

愛の偉大さを知ったとき

身をかがめて道ばたの草に触れたくなった。

他人事のように思えていた世界が自分に関わりのあることだと思えるようになった。

 

肌はやわらかさだけじゃなくて、痛みも知らせるようになったけど、

その痛みがあれば、本当に愛したいものを愛せる。

 

感じることをやめた世界で、自分を探し出すことなんてできやしない。

たしかに世界は苦さばかり教えるけれど、それが世界の味だと思えば、楽しみ方を考え

ることもしてみる気になれる。

苦みだって世界を構成する一部分。そうなると自分にだって苦みの一つくらいあること

に気づいた

 

ずっと呼びかけている声がある。

でも、先生の声のように聞こえないときがある。

それはよっぽど意味のない言葉か、

もしくはまだ理解できない世界の言葉か。

世界は理解できるようにできてはいないらしい。

 

目で聞こえるときもある。

耳で見えるときもある。